漫画家の黒岩よしひろさんの訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
黒岩よしひろさんの代表作と言えるのが、鬼神童子ZENKI。
この作品は週刊少年ジャンプに連載され、テレビアニメはテレビ東京で1995年1月から12月までのおよそ一年間放送され、OVAやテレビゲーム展開もされました。
ヒロインの悪霊祓い師の少女、役小明(えんのちあき)(CV横山智佐)と封印されていた使い魔である前鬼(CV山口勝平)が、小角(おづぬ)の秘宝を奪いに来る者を追い払うべく戦うという所謂バトルモノの作品ですが、お色気シーンも"非常に"多く、原作はもとよりテレビアニメでも小明をはじめ女性キャラのパンチラはしょっちゅうあり、いろいろな意味で私もお世話になったものです。
当時は今のアニメみたいに、大事なとこにきて怪光線がかかったり、スチームサウナみたいな湯気もなかったですからすべてがクリアに見えてたし…。
今思えば、小明とチビ前鬼のおねショタ要素も盛り込まれていて、色々な意味で男子の本能をくすぐる作品でもありました。80年台から今に至るまで、山口勝平の元気系ショタキャラを演じさせたら右に出る者がいない安定感、そして90年台中盤の横山智佐のヒロインもハマり役が多く「天地無用」の砂沙美、「銀河お嬢様伝説ユナ」の神楽坂ユナ、「サクラ大戦」の真宮寺さくらと当時のトップレベルのアイドル声優であったことは言を俟たないところです。
とまぁ話が脱線してしまいましたが、主題歌はOP2曲、ED2曲がありました。
OP1:鬼神童子ZENKI
OP2:超鬼神ZENKI、来迎聖臨!(いずれも歌唱は影山ヒロノブ)
ED1:笑顔をあげる/瀧本瞳
ED2:Sleepless Angel~眠れぬ夜の天使たち~/横山智佐
今回紹介するのはED2のSleepless Angel~眠れぬ夜の天使たち~です。
歌っているのは主人公の役小明を演じている横山智佐さんで、OPのゴリゴリのアニソンさからは一転して、当時結構流行っていたようなクラブ系のサウンドからはじまるちょっと大人びたサウンドの楽曲となっていて、声優のオリジナルソングのテイストがかなり強い曲です。曲調やアレンジからは作品の要素は薄めのようですが、輪具(リング)光放つとき(中略)闇を消すのよーという歌詞は作品の本質を一言で言い表していると思います。
CODC-691 1995/07/21
1.Sleepless Angel~眠れぬ夜の天使たち~
作詞:吉元由美、作曲・編曲:庄野賢一
2.憧れにちかづくために
作詞:吉元由美、作曲・編曲:小倉良
3.Sleepless Angel~眠れぬ夜の天使たち~(オリジナル・カラオケ)
4.憧れに近づくために(オリジナル・カラオケ)