2019年03月29日

PIDA-1020 折笠 愛/恋愛の時空 #8cmCD

なりゆきで天地無用!特集となっておりますが、3枚目はテレビアニメ版「天地無用!」の最終回のEDとして使われていた曲で、非常に人気の高い楽曲でもあります。

歌っているのは魎呼役の折笠愛さんで、実質魎呼のキャラソンです。
彼女の、天地への紆余曲折を経て想いを次第に寄せていく様、更に言うならこのアニメのストーリーの本質を歌っている曲であるように思います。
そんな魎呼は最終回直前で行方知れずになり、他のメンバーも元の世界に帰り、一人残る(戻る)天地。
いつもの日常が戻った最終回のラスト、桜が散る中を歩く天地の目の前にふと現れる彼女、そして流れるのがこの曲です。
相手が一目惚れで最初から好感度MAXなんて恋はそうそうあるわけなくて、むしろ最初は嫌いですらあったのになぜか一目置いてしまう。
次第に相手のいいところや悪いところを通して、自分の想いに向き合っていく。
「ああ 熱い恋に予感なんてない 少しずつ 少しずつ 二人変わった」という1コーラス目サビの直前の歌詞はそんな様をほんの数十字で表している、そんな気がします。
作詞家の枯堂夏子さんの言葉のチョイスのすごさに圧倒されるばかりです。

PIDA-1020 1995/09/21発売
1.恋愛の時空(天地無用!最終回ED)
作詞:枯堂夏子、作曲:藤原いくろう、編曲:長岡成貢
2.浪速男に手を焼いて
作詞:枯堂夏子、作曲:兼崎順一、編曲:藤原いくろう
3.恋愛の時空(オリジナル・カラオケ)
4.浪速男に手を焼いて(オリジナル・カラオケ)

PIDA-1020.jpgPIDA-1020裏.jpg
posted by アネモネ at 20:21| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月26日

PIDA-1010 横山智佐/ぼくはもっとパイオニア

昨日、ラジオ「秘密の天地無用!」のテーマソングの記事を更新した直後に、OVA「天地無用!魎皇鬼」が舞台化されるという記事が流れてきて、そんな偶然があるものなんだねぇとびっくり。

アニメ「天地無用!魎皇鬼」7月に舞台化決定 - ステージナタリー https://natalie.mu/stage/news/325265

OVAの1期の内容をベースに、新宿村LIVEにおいて7/17~21に開演されるとのこと。

テニプリや刀剣乱舞など、2.5次元が最近のオタトレンドとも言え、これもその流れの一つなのでしょうが、1992年に発売された作品が30年近い時を経て脚光を浴びるのもなかなか面白いことだと思います。

誰が何の役をやるのか、衣装やウィッグは本家に忠実なのかなど興味は尽きませんね。

天地無用!はアニメ制作会社のAICが原作で、岡山県を舞台に、主人公のイマイチパッとしない見た目(だけど剣術の腕は立つ)の柾木天地と、様々な事情で地球にやってきた宇宙人(美女)たちと繰り広げるSFチックなアニメで、今のハーレム系アニメの源流とも言える作品です。
1992年のOVA「天地無用!魎皇鬼」を皮切りに、1995年と1997年にはテレビアニメ化、また映画も3作公開され、ゲームソフトも多数あり、90年代に隆盛を極めた、所謂メディアミックス展開を積極的に行った作品でもあります。

今回紹介するCDはOVA2期のオープニングテーマだったCDです(1期OPはインスト曲)。
歌っているのはアニメでは砂沙美を演じていた横山智佐さんです。
なんというか、これでもかとパイオニアLDCへの愛を叫んでいる曲で、もはや社歌と言ってもいいのではないかという曲で、なぜこのOVAのテーマソングに起用されたのかというツッコミをしたくなる曲です。
そんな曲ですが、2018年2月に開催されたNBCUniversal ANIME×MUSIC FESTIVALにおいて、KOTOKOが歌唱したのだそうです。パイオニアLDCの楽曲の権利関係は、ジェネオン→ジェネオン・ユニバーサルエンターテインメント→NBCユニバーサルエンターテインメントと変遷しており、既にパイオニアとの資本関係もありません。KOTOKOはジェネオン時代にデビューしており当然ながらこの曲がリリースされた時にリアルタイムで活動をしていたわけではないだけに、この楽曲を歌うとは誰もが予想しなかったのではないかと思います。
私も聞きに行きたかったです…。

PIDA-1010 1994/07/27発売
1.ぼくはもっとパイオニア(オープニングテーマ)
作詞:枯堂夏子、作曲:前田克樹、編曲:藤原いくろう
2.ミセス・マクガフィンとコーンマフィン
作詞:枯堂夏子、作曲・編曲:藤原いくろう
3..ぼくはもっとパイオニア(オリジナル・カラオケ)
PIDA-1010.jpgPIDA-1010裏.jpg

衣装がなんというか奇抜。ロックン・オムレツを歌っていた時の森高千里張りです。
posted by アネモネ at 21:24| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月25日

PIDA-1022 折笠愛・高田由美/電波の海原

先週末に民放連がAMラジオ放送の廃止を総務省に要望してるというニュース。
広告収入の低迷などでAMラジオ局の経営状況が悪化の一途で、多額の費用がかかる、送信施設への更新に伴う設備投資もままならず、ワイドFMに一本化したいために、AM放送廃止を要望してるのだそう。
AMラジオは音質はイマイチ(かつてはステレオ放送もあったものの現在は廃止)ですが、夜間は電離層で放送電波が反射され、遠くの地のラジオが受信できたり(私が住んでた東京からでも、夜は北海道のラジオ局が受信できることもあったり)、そういうイレギュラーを楽しめるメディアでもあったんじゃないかと思います。
遠方の放送局から送信される、お目当ての声優が出演しているラジオ番組を、雑音の中、よりクリアに受信できる場所を探したり、アンテナを握りしめて人間アンテナ状態で聞いてみたりと試行錯誤してたこともあったものです。


…思い出話はともかくとして、そんな今回紹介するCDは、1995年~1997年に文化放送の週末の夜に放送されていたラジオ番組「秘密の天地無用!」のテーマソングが収録されたCDです。
1曲目に収録されているのはオープニングテーマの「電波の海原」。
まさしくラジオは電波の海で、パーソナリティの声や音楽はそこを泳ぐ魚のごとく、リスナーの元へ向かって泳いでいくように思います。
歌っているのは、パーソナリティでもある折笠愛と高田由美です。
お囃子調のご機嫌なアレンジの曲を二人がノリノリで歌い上げています。アニメ本編でも息の合った(?)二人なので歌にも安定感があります。
この曲を聞くと個人的には日曜23時を思い出します。二人が風呂に入っているシチュエーションでトークがはじまり、最後に色っぽい声で番組タイトルを読み上げてこの曲流れるっていうのが流れだったように思います。
この番組のあと再び30分番組があり、24時からはTBSラジオで林原めぐみのTOKYO BOOGIE NIGHT→ゲムドラナイトを聴いて寝るっていうのが日曜日の夜だったなぁと…。
こういう人結構いるんじゃないかなと思います。
2曲目に収録されている「ココアと甘いチョコレート」はエンディングテーマで、こちらはしっとりとしたナンバーで、サビであくびをするのですが、それがなかなか色っぽくてたまらんですね。

PIDA-1022 1995/11/22発売
1.電波の海原(オープニングテーマ)
作詞:枯堂夏子、作曲、編曲:藤原いくろう
2.ココアと甘いチョコレート(エンディングテーマ)
作詞:枯堂夏子、作曲、編曲:藤原いくろう
歌:折笠愛・高田由美
3.電波の海原(オリジナル・カラオケ)
4.ココアと甘いチョコレート(オリジナル・カラオケ)

PIDA-1022.jpgPIDA-1022裏.jpg
posted by アネモネ at 22:26| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする