2020年09月26日

NCDS-22 ー伊勢崎市民の歌ー歩いてみたい #8cmCD

コロナ禍で瀕死の観光業界を救済するという名目で行われているキャンペーンであるGo To トラベル。

先の連休はそれを活用したのか、国内の観光地には大挙して人が訪れ賑わいを取り戻している様子が報道されていましたね。

この政策の是非についてこのブログで言うことは避けますが、こうして人が動いていかないことにはにっちもさっちもいかないのは間違いないところでしょう。


ということで、このキャンペーンに便乗して、今日紹介するCDは、群馬県伊勢崎市民の歌だったものです。
伊勢崎市は群馬県の南部にある工業都市で、取り立てて観光名所があるわけではないですが、華蔵寺公園という大きな公園があり、周辺の都市の小学校の遠足の定番となっています。

個人的には、以前10年ほど住んでいた太田市の隣ということで、映画館がイオンシネマしかない太田では上映しないアニメ映画を観に、MOVIX伊勢崎に行ったりしたものです。

さて、CDの話に戻しますが、このCDは1990年に伊勢崎市市制50周年を記念して、市で配布されたもので非売品ではありますが、何とキングレコードが製造元で、規格品番は企画CD扱いのNCDS-シリーズになっています。


そんな伊勢崎市の歌ですが、歌っているのは伊勢崎出身の歌手なのかと思ったら、北海道札幌市出身の椎名恵さんです。
90年当時はキングレコード所属の歌手で、アニソンも「機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争」のOVAの主題歌(K10X-23048 1989/02/05発売)をリリースしていますね。


どういうきっかけでキングレコードに市民の歌を作ってもらうことになったのかは分かりませんが、他にもこういうパターンはあるのか調べてみたいところです。


「歩いてみたい、ラブリータウンいせさき」で締めくくるサビの曲ですが、特に伊勢崎市内の名所が歌詞に登場するわけではなく、ハナミズキが咲く並木通り、たそがれの広瀬川、伊勢崎ばやしと、至って地味な印象です。

市民以外がこれを聴いて街を歩いてみたくなるかと言えば……となってしまうのが少し寂しさも感じます。


このCDは先日伊勢崎のハードオフに立ち寄った際に見つけて購入したもので、キングレコードの市松模様と、特殊品番の組み合わせが珍しいなと思って手にとりました。
とはいえ、ハードオフに並んでるということは、誰かが要らなくなったから売りに来たということでもあるので、その点について言えば物悲しさはありますが、こうして私のような市外の人が存在を知ることができたのは個人的には嬉しい気持ちでもあります。


色々なCDの世界があるものですね。


NCDS-22 非売品(1990年リリース)

1.歩いてみたい
作詞:石田幸江
補作詞:市民の歌選定委員会
作曲:小林聡
編曲:樫原信彦

歌:椎名恵

NCDS-22.jpgNCDS-22裏.jpg

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2020年09月23日

くまいもとこが歌うハッピージャムジャム

今日は仕事が休みで、私用で群馬まで出かける用事があり、その待ち合わせ時間が夕方だったので、行くついでに何店舗かハードオフやリサイクルショップ巡りをしてきました。

8cmCDを扱っている店舗はあまり多くはありませんでしたがなかなか面白い8cmCDが購入できたので、これはまた今後どこかのタイミングで記事にできればと思います。


今回記事にするのは、コロムビアの子供向け楽曲オムニバスCDです。
コロムビアはアニソンや子供向け楽曲のオムニバスCDを数多くリリースしており、中にはシングルでは入手が難しい音源のものも収録されていたりしてなかなか侮れないのですが、もう一つの魅力として、他社の楽曲もしっかり収録されている点にあります。
とはいえ、他社楽曲をそのままの音源で収録するのではなく、リアレンジ(大抵原曲のアレンジよりもチープなものになるけど)して、主として自社所属の歌手による歌唱にしている、所謂パチモノ音源であるという点が特徴的です。
これは楽曲使用料などの兼ね合いといった都合があるとは思いますが、それが却って独特の味わいがあり、聴き比べてみるのも面白いです。


そしてこのCDを買おうと思ったのは、そんな他社音源の中の「しましまとらのしまじろう」のエンディングテーマとして使われていた「ハッピージャムジャム」を歌っているのが、声優のくまいもとこさんというのが気になったからです。

ちなみにオリジナルの音源(東芝EMI→現在はソニーミュージックが譲受)ではM.S.J(ボーカルはしまじろう役の南央美)が歌っています。
くまいもとこさんはキャラソンでは多数の楽曲をリリースしていますが、コロムビアに所属する歌手というわけではないので、どういう経緯で起用されたのかは分かりませんが、帰宅後CDを取り込んで聴いてみると、これはこれでアリだなと。

南央美ボイスの優等生タイプのしまじろうとは一味違う、やんちゃ系ショタなしまじろうになっていました。

好みです。コロムビアの采配に拍手を送りたい気分です。

こういうのがあるからオムニバスCDは面白い。


CDTWIN いーっぱい!テレビこどものうた

COCX-32777-78 2004/06/23発売

ハッピージャムジャムはDisk1、7曲目に収録

作詞:横山武、作曲:樫原信彦、編曲:塚山エリコ
歌:くまいもとこ、森の木児童合唱団



CDSCAN412.jpg
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2020年09月21日

KIDA-208 女神になりたい~for a yours~/奥井雅美 #8cmCD

ブシロードがリリースしているスマホアプリ「ロストディケイド」でデ・ジ・キャラットがコラボすることになり、それを記念して、ブロッコリーのYouTubeチャンネルで、10月10日18時に生配信される特別番組において、ワンダフル版のデ・ジ・キャラットの全話一挙放送をやるのだそうです。



ブロッコリーYouTubeチャンネル



ワンダフルは1997~2002年にTBSの深夜に放送されていた情報番組で、その中でアニメコーナーがあり、デ・ジ・キャラットは最後の作品として1999年12月に放送されました。

桜井弘明さんが演出と監督を務めた、かなりギャグテイストの強いショートアニメで、後に続くテレビアニメシリーズも概ねこの流れを踏襲したものになっています。
ちなみにワンダフル版の主題歌CD




KIDA-189 奥井雅美 only one,No.1 #8cm https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2019-03-03


と2000年夏に放送された「サマースペシャル2000」の主題歌CD



KIDA-203 奥井雅美/CUTIE https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2018-08-18


は既にこのブログにて紹介しましたので合わせて見ていただけると嬉しいです。

で、今回紹介するのは2000年12月に放送された「クリスマススペシャル」、翌年3月の「お花見スペシャル」8月の「夏休みスペシャル」のオープニングテーマです。


歌っているのは前作に続いて奥井雅美さんです。
作詞奥井雅美+作曲(編曲)矢吹俊郎のコンビによるアップテンポなサウンドは安定感がありますね。
そして、1999年にリリースされた初代デ・ジ・キャラットのOPだった「only one,No.1」に続き、この曲でも2000年問題という歌詞があることで作品の中で繋がりができたことに、奥井さんの並々ならないこだわりを感じます(さすがに2001年以降のテレビスペシャルのOPのTVサイズではカットになってます)。

年を下二桁でコンピュータが処理したことによって、2000年になると1900年と誤認して問題が起こるかもしれないという2000年問題はとりあえず回避されたわけですが、正直なところ何かが起こるのかもと少しワクワクもしたものです。
ノストラダムスの大予言は何も起こらなかっただけにね。


そんな世紀末の独特の空気感は今世紀末にも起こるのかなぁと…。



KIDA-208 2001/03/21発売
1.女神になりたい~for a yours~
作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎
2.
女神になりたい~for a yours~(オリジナル・カラオケ)
3.only one,No.1(Live version)
作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎


KIDA-208.jpgKIDA-208裏.jpg





posted by アネモネ at 19:13| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする