2020年11月27日

デジキャラットが結ぶ復縁

トレーディングカードゲームカンパニー、IP DEVELOPERとして名を馳せるブシロードが、ブロッコリーの株式を、昨年に3.89%市場で買付を行っており、今日になりブロッコリーと資本業務提携契約を締結したというニュースが流れてきました。

これは、ブロッコリーが権利を持つ「デ・ジ・キャラット」のリブート展開を推進していくため(これが第一弾で今後様々な作品といった知財を活用していく計画はあるのでしょうね)の資本業務提携なのだそうです。




株式会社ブロッコリーは1994年に木谷高明さんが立ち上げた企業で、アクエリアンエイジといったトレーディングカードゲーム事業や、ゲーマーズでのアニメキャラクターグッズ等の小売事業を過去には展開しており、そのゲーマーズのマスコットキャラクターとして1998年に誕生したのが「デ・ジ・キャラット」。

リンク先のPDFにもデ・ジ・キャラットの脚注が書かれていますが、お硬いビジネス文書に似つかわしくないような説明文でクスっとなるので、是非読んでみてもらいたいです。


その後2007年に木谷さんはブロッコリーを去り、同年にブシロードを創業。
ブロッコリー時代と同じく、トレーディングカード開発とそれに並行して新規IP開発を行い、今の隆盛を誇るまでになっています。

そんな同じ創業者による二社の資本業務提携は、ある意味元の鞘に収まるような話でとても趣深いところはありますが、これをきっかけにブシロードがブロッコリーを飲み込むことになるのか大いに気になりますね。

まぁその前にデ・ジ・キャラットのリブート展開で一体何を行うのか、再度アニメ化などもあるのかなど夢は膨らむところです。
posted by アネモネ at 22:06| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メモリーテック

いつも送迎の仕事で通る道にある、メモリーテックという会社の工場らしき建物。


WikipediaでLD(レーザーディスク)の項目を眺めていたら、メモリーテックという文字(リンク)を見つけ、国内はおろか世界でLDを最後までプレスしていた会社なんだそう。


LDは今は生産していませんが、今はCDやDVDといった光ディスクのプレスをしており、CDのプレスでは日本最大手のメーカーになっています。
そして、いつも通るところにある建物は工場ではなく、つくば先端技術センターという施設のようで、高品質のディスクの開発を行っているようです。


何度も通っていますが、身近なところにこういうCDに縁深い企業があるとは驚きですね。


まさしく灯台下暗し。


posted by アネモネ at 20:34| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月26日

VIDL-115 角川映画「風の大陸」CDシネマ エンディングテーマ 凍る砂 #8cmCD

家にいるときはあまりテレビをつけず、その代わりラジオをつけているのですが、いつも聞いているラジオの音楽番組で「アルペジオとは?」という特集をやっていて、アルペジオとは何を示すのかからはじまり(私もよく分からなかったけど、日本語では分散和音という表現手法らしい)、アルペジオが印象的な楽曲をゲストが紹介するという内容でなかなか面白く聞いていたのですが、ふと、手持ちのCDでアルペジオがきれいな楽曲はないかなぁと見つけたのが今日のCDです。

1992年に公開された映画「風の大陸」に先行して発売されたドラマCDの主題歌として起用されたものです。


「風の大陸」は1988年~2006年に富士見書房(現KADOKAWA)刊行のドラゴンマガジンの創刊号から連載されていたライトノベルで、富士見ファンタジア文庫の最古参ともいえる作品です。

序盤はリアルタイム世代ではなかったですが、中学のときから文庫を買い進めて最終巻まで読了しました。

超古代大陸のアトランティスを舞台に、自然(の精霊)を操る能力を持ったティーエが、道中連れあった仲間と合わせて大陸の崩壊を救うという話ですが、剣と魔法の王道ファンタジー作品はワクワクするものです。

以前(と言っても10年以上前)、映画の主題歌はこのブログでも紹介しましたので、併せて見ていただけると嬉しいです。




VIDL-99 風の大陸 角川映画「風の大陸」主題歌 https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2009-11-04


さて、今回紹介するCDの1曲目の「凍る砂」はこの映画のドラマCDのエンディングテーマですが、イントロやAメロ、間奏で流れるマリンバ(?)の奏でるアルペジオが透明感のある音で、聴く側を物語の世界に引き込んでくれるような、そんな引力があるように思います。

歌っているのは新居昭乃さんですが、優しく、伸びやかな歌声がそのアレンジに見事にハマっていて、作品の世界観に彩りを添えています。まさしくテーマソングという楽曲です。

アルバム「空の森」に収録されている他、現在はSpotifyなどでも聞けるようになっています。便利な時代になったものですね。

VIDL-115 1992/11/21発売

1.凍る砂
作詞、作曲:新居昭乃、編曲:萩田光男
2.Licao do Vento(イメージソング)
作詞:Osny Melo、作曲、編曲:大島ミチル


VIDL-115.jpgVIDL-115裏.jpg



posted by アネモネ at 00:24| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする