2020年12月31日

今年もありがとうございました。

明日も朝から仕事なので、いつもより少し早めに年越しそばを食べ、紅白も笑ってはいけないも見ず、ラジオを聴きながら年越しの時間を粛々と過ごしています…

と、思ったら紅白で鬼滅メドレーが始まったのでそれ見ながら書いてます。


今年は2020年代の最初の年で、東京オリンピックも開催される(結局延期になりましたが)という浮かれたムードから始まった年でしたが、Covid-19が地球を席巻し、人間社会が一変するという思いも寄らない年になってしまいましたね。

未来のことは誰にもわからないとは言え、こんな世界を想像したくてもできないとは思います。

そんな暗い話題が多かった一年でしたが、鬼滅の刃の空前の大ヒットで、日本の映画の興行収入を19年振りに塗り替えたり、主題歌を歌っていたLiSAが、アニソン歌手(という括り方も今はあまりそぐわないのかもしれないけど)として史上初のレコード大賞受賞の大快挙と、これ以上ないような明るい話題もありました。
総じて見れば悲喜こもごもジェットコースターのような一年といえるのかなと。


さてこのブログはそんな中でも、内容はどうあれ何とか毎月10本の記事を更新することができ、年初に一応立てていた目標を達成することができました。

最近はアクセス数も少しずつ増えてきて張り合いも出てきました。

扱っているメインテーマが8cmアニソンCDというニッチなジャンルではありますが、様々な角度からその魅力を伝えていけるように今後も精進していきたいと思うところです。

今年もこのブログに足を運んでくださった方に改めて感謝申し上げます。

来年も変わらぬお付き合いの程をお願い申し上げるとともに、本年最後のブログの記事とさせていただきます。


それでは良いお年をお迎えください。

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posted by アネモネ at 22:03| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月30日

ボイサーくん

昨日仕事が休みだったので、ふと午後から4時間ほどハードオフ巡りと称してCD探しをしてきました。

以前訪店して8cmCDを扱っているところを中心に巡り、未所持のものを何枚か見つけたので購入してきました。
その時に買ったCDは、いつかこのブログで紹介することもあるかもしれないので楽しみにしていただけたらと思います。

そんな今日この記事にするのはCDではなく、スーパーファミコンをリモコンにして、CD再生機器を制御しCDの音声とゲームと連動してキャラクターがセリフを喋っているようにする装置です。

記事のタイトルにもなっている、スーパーファミコン専用赤外線リモコンアダプター「ボイサーくん」です。


光栄(現コーエーテクモ)が開発したスーパーファミコンの周辺機器で、対応ソフトは、元祖乙女ゲームとも言える「アンジェリーク」や、英語学習ソフトの「EMIT」とごく限られています。

そんなボイサーくん対応ソフトの一つを見つけたので、スーパーファミコンを持っていないのに思わず購入してしまいました。

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「アンジェリーク」の記念すべき第一作です。購入金額は税抜で1000円。
外箱はないものの中身はすべて揃っていました。説明書を「生徒手帳(裏表紙は校友会誌「スモルニィ」」としているのはなかなか面白いセンスしてるなぁと思います。
その内容はゲームの進め方だけではなく、キャラクターの裏話なども載っていて、なかなか読み応えがある一冊になってます。
やっぱり紙の説明書はいいものですねぇ……。

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そしてこれがボイサーくんです。コントローラー部につなげて使います。

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なかなか設定が面倒くさそうな上に、CDプレイヤーの赤外線感光部を、ボイサーくんの正面に据えないといけないなどなかなかシビアです。こういう力業を用いてまでスーパーファミコンで喋らせようとするコーエーの涙ぐましい努力には頭が下がるばかりです。

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そしてこれがCDです。普通に音楽CDとして聞くこともできます。

キャラクターのセリフがトラックごとに細かく区切られていて、さながらサンプル音声のCDを聞いているような感じになります。

そして、1曲目には歌が収録されていますが、この曲が誰の何というタイトルなのかは、説明書(生徒手帳)にも一切記載されておらずモヤモヤさせられます。90年代ゲームの主題歌的な雰囲気を醸し出している、非常に耳馴染みの良い楽曲なだけに詳細がわからない事に尚更モヤッとします。
ちなみにこのゲームの音楽を担当しているのが葛生千夏さんで、この方は歌手としても活動をしていることから、葛生千夏さんの楽曲だとは思うのですが、今後調べていきたいと思います。


ちなみに後のシリーズのソフトはCD-ROM媒体のゲーム機器からのリリースとなったため、ボイサーくんを使わずともボイスがゲームから流れるようになりました。

時代の折々で出てきて埋もれていく機器に思いを馳せるのもたまにはいいものですね。

posted by アネモネ at 21:24| Comment(0) | 購入記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

FLDF-1566 たいたいづくし/国本武春 #8cmCD

「あれもしたい、これもしたい もっとしたい もっともっとしたい~」

は、ブルーハーツの名曲「夢」の歌詞ですが、この歌詞も様に人の欲は果てしないものです。

つまるところ、それが行動の原動力になるわけですが、今回はそんな「◯◯したい」という煩悩を面白おかしく歌った楽曲の紹介です。

1995~1996年にフジテレビで放送されていたアニメ「クマのプー太郎」の主題歌でもあった「たいたいづくし」です。

歌っているのは国本武春さんです。浪曲師として活躍する傍ら、浪曲に現代音楽の要素を取り込んだスタイルの楽曲をリリースしていた他、アニメ声優やバラエティ番組に出演するなど幅広く活動をしていましたが、2015年に55歳でこの世を去ってしまいました。
その活動の中で、唯一リリースしたアニソンCDが「クマのプー太郎」の主題歌CDでした。
OPの「たいたいづくし」は、浪曲のテイストでテンポ良く「◯◯したい」という歌詞が次々と繰り出されますが、その最初が「飲みたい食べたい騒ぎたい」で、今のコロナ禍で抑圧されている気分を代弁してくれるかのようです。
そのあとも「カラオケ歌いたい」だったり「汗水流さず儲けたい」など煩悩丸出しで、ここまで清々しく「たいたい」と聞いていると少し楽しい気分にもなってきますね。

ウチもCD探しに出かけたいところです。

ちなみに2番は「◯◯たい」という名詞で韻を踏むスタイルの歌詞になっており、言葉遊びとそのフレーズのチョイスがとても面白いのでこちらも聞きどころです。


FLDF-1566 1995/07/05発売

1.たいたいづくし(オープニングテーマ)
作詞・作曲:国本武春、編曲:米光亮
2.元気を出して節(エンディングテーマ)
作詞:いとうせいこう、作曲:国本武春、轟太郎、編曲:萩原健太
3.たいたいづくし(オリジナル・カラオケ)
4.元気を出して節(オリジナル・カラオケ)



FLDF-1566.jpgFLDF-1566裏.jpg
posted by アネモネ at 00:35| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする