2022年02月22日

TDDD-90039 アタゴオルの森のクリスマス #8cmCD #非売品8cmCD

今日は猫の日です。

しかも、2022年2月22日と、1222年2月22日以来800年ぶりに2が6つも並ぶというスーパー猫の日としてTwitterでは大盛りあがりで、様々なジャンルからネコの画像がアップされていましたね。
今回はそれに便乗して、ネコが関係する8cmCDの紹介です。
今年は、ますむらひろし原作の漫画「アタゴオル」の猫のキャラクターを起用したノベリティグッズのCDです。
ちなみにTDDD-という品番は、ソニーミュージックがオーダーメイドでプレスするCDに使用する特別な品番となっています。
このCDは、1991年のクリスマスシーズンに、日産自動車の販売店にて配布されていたと思われるCDで、クリスマスソングが3曲収録されています。

表面はアタゴオルの世界観で描かれたファンタジックなイラストとタイトルが可愛らしく、縦長のマンガの表紙のようで、またアタゴオルの企画CDとしても不思議ではないくらいの出来栄えになっています。
対して裏側には、当時の日産のポリシーであったNISSAN'S KISS(ニッサンズ・キッス)を、ヒデヨシがあたかも喋っているかのような体裁になっていて、そんなメタいこと喋らせるんかいとツッコミをいれたくなってきます。
企業とキャラクターのコラボ商品が販売ではなくノベリティグッズとして配られるというのがなかなかに太っ腹な時代だったんだなぁと思わせてくれるような一枚ですね。

TDDD-90039 非売品(1991年冬に日産自動車にて配布)
製造元:ソニーミュージックエンターテインメント
1.SANTA CLAUS IS COMIN' TO TOWN
歌:RAY CONNIFF AND THE SINGERS
2.WHITE CHRISTMAS
歌:ANDY WILLIAMS
3.SILENT NIGHT
歌:ECHO HANDBELL RINGERS

TDDD-90039.jpgTDDD-90039裏.jpg
posted by アネモネ at 22:24| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月21日

1988年2月21日

この日は初めて8cmシングルCDがリリースされた日というのを、TBSの情報番組であるラヴィッドの今朝の放送にて特集されていたようです。
例によって見逃してしまったのですが、こうしてテレビで取り上げられるくらいにはムーブメントになっているのは嬉しい気分になったりします。
また、朝日新聞のウェブメディアサイトのbizbleでも、ビジネスの小ネタ記事として今日が8cmCDシングルが日本において発売されたという記事を出していて、

【1988年2月21日】34年前、8センチサイズのシングルCD、日本国内で発売
 https://bizble.asahi.com/articles/2022021600040.html

その誕生からの栄枯盛衰をコンパクトにまとめてあり、こちらには(8cmCDではなくCD自体の話題ですが)当時の新聞記事も引用されているのがまた興味深いなと思い目を通してみました。


そんな8cmCDの現状ですが、一般社団法人日本レコード協会が集計している統計である、音楽ソフト種類別生産数量推移ならびに生産金額推移で見ることができます。

https://www.riaj.or.jp/g/data/annual/ms_n.html (生産数量推移)
https://www.riaj.or.jp/g/data/annual/ms_m.html   (生産金額推移)

1988年に2557万枚/188億2500万円の出荷からはじまり、90年代には生産枚数が1億枚を超え、1997年には最高の1億6700万枚もの出荷枚数(生産金額最高は1996年の1044億円)となりました。
その後2000年代には音楽の聞き方の変化や違法DLなどよりCD自体が急速に縮小傾向となったこともあり、出荷枚数も減少し、ここ10年は年間でも合計で10万枚を切るほどにまでなってしまいました。
表を見ると、2011年に一時的に大きく増加していますが、これはおそらくBOSSのノベリティグッズとして80年~90年代の楽曲を収録したCDがあったことによるものだと思われます。

30~40代男性涙モノ!?80年代名曲&BOSSセット販売 | ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2000710/full/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=twshare

ちょっと欲しいラインナップですが、中古で出回ってるのを見かけたことがないので、そのまま捨てられてしまったのかなぁと残念には思いますね……。

そういう散発的な企画はありつつ、それでも平成の終わり頃からは、平成レトロの文脈で8cmCDが再評価され新譜でリリースが行われたり、こうしてメディアに再び取り上げられたりする現状になっています。一時期は忘れられた存在にまでなりましたが、いつまたこうして日の目を見るか分からないものですね。
サブスクやYouTubeなどで音楽を聞くスタイルが当たり前になった現在において、もはや90年代にあったような爆発的なムーブメントが起こることはないとは思いますが、こうして細々と良さが伝わっていってほしいし、その一翼を担えるようにこのブログもしていきたいですね。

posted by アネモネ at 23:34| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月20日

OIOI ENTERTAINMENT SQUARE NEXT

今夜フジテレビで、令和(25才以下)、平成年代(26~45才)、昭和年代(46才以上)ごとに、視聴者にアンケートを取って集計したという各世代の定番作品を紹介するという番組をやっていたので思わず視聴してしまいました。
定番作品が多かったものの、他局放送の作品でも映像を使っていたり、アニソンパートではライブ映像や過去に放送した自社の音楽番組の映像を使っていたりと、それなりに力を入れた内容になっていたように思います。
特に、微笑みの爆弾(幽☆遊☆白書のOP)では、本人歌唱のライブ映像が流れてきてビックリ。
映像の右下にあったクレジット表記を見ると、「OIOI ENTERTAINMENT SQUARE NEXT」という、1992~1993年に放送していた深夜番組において流れていたもののようです。
あまりテレビに出る印象がないだけにかなり貴重な映像で、これだけでも見てよかったなぁと思うような内容でした。そして昔は音楽番組が結構あったんだなとしみじみ。
音楽番組の配信はレコード会社や芸能事務所の権利の兼ね合いもあったりで難しいところはあるのでしょうが、そこら辺をどうにかクリアにしてもらいたいなぁと思うところです。
その後馬渡松子さんはミュージックステーションにも一度だけ出演しており、そのときは最後のエンディングテーマとして起用されていた「デイドリームジェネレーション」を歌っています。
といってもリアルタイムで見たわけではなくて、後にYouTube(今は既に削除されてます)で見たのですが…。

映像が流れ終わったあとのスタジオのトークパートも和気あいあいとした雰囲気で、あまりにマニアックになりすぎてお茶の間置いてけぼりっていうようなシーンもなく、ゴールデンタイムに安心して見られる番組だと率直に思いましたね。
たまにはこういうユルく楽しめるテレビのバラエティもいいものです。

MRDA-00003.jpg

微笑みの爆弾/馬渡松子
(MRDA-00003 1992/11/06発売 発売元:メディアレモラス、販売元:ポニーキャニオン)
posted by アネモネ at 22:56| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする