2022年07月29日

WDDD-22 明日 勇気をだして #8cmCD

今日紹介するCDは、トゥルーラブストーリーのキャラソンでもありつつ、テレビ東京で放送されていた声優トークバラエティ番組だった「渋谷でチュッ!」のエンディングテーマでもあったCDです。
トゥルーラブストーリーは、ビッツラボラトリー開発でアスキーから1996年にプレイステーションでリリースされた恋愛シミュレーションゲームで、主題歌はまだ女優としてブレイクする前の仲間由紀恵さんが歌唱していました。
当時はアニソンも歌っていたり、ゲルゲットショッキングセンターのアシスタントとしても活躍していましたよね。
また、この作品はゲームだけではなく、ラジオが文化放送のアニラジとして「RADIOトゥルーラブストーリー パジャマでいっしょにネ」が放送されていて、このCDはその主題歌にもなっていました。
オープニングテーマが表題曲でもある「明日 勇気をだして」で、カップリングにエンディングテーマだった「ル・ル・ルン・GIRL」となっていました。
歌っているのはこのラジオ番組のパーソナリティでもあった、桂木綾音(菊池志穂)と、天野みどり(池澤春菜)です。
偶然にもこの二人は当時同じく文化放送で土曜夜に放送されていた「超機動放送アニゲマスター」の初代アシスタントでもありました。
深夜の時間帯に放送されていたこともあり、トゥルーラブストーリーのラジオは録音して聞いていましたが、たしかにこの二人のトークは安定していたように思います。
「明日 勇気をだして」はタイトルのとおり、想いを寄せる相手に、自分も相手を支える存在になりたいと思ったからと、勇気を出して告白するという決意の曲になっています。
自分が好きだからということだけではなく、何かをしたいと思い至ったことがきっかけで関係を前に進めようとする。一方的な関わりではなく互いに受け止めあいたいと気持ちが変わったときがそのときということなのかもしれませんね。
カップリングは遊びに全力な女の子が登場するポップな曲になっていますが、どうにも眠たげな歌声で可愛らしい曲になっています。
やっぱりこの曲を聞くと眠くなってきますねw

WDDD-22 1997/05/21発売
発売元:ONE-DER ENTERTAINMENT、発売元:テイチクレコード
1.明日 勇気をだして
作詞:田口俊、作曲:山口由子、編曲:棚橋UNA信仁
歌:桂木綾音(菊池志穂)
2.ル・ル・ルン・GIRL
作詞・作曲:山口由子、編曲:棚橋UNA信仁
歌:天野みどり(池澤春菜)
3.明日 勇気をだして(オリジナル・カラオケ)
4..ル・ル・ルン・GIRL(オリジナル・カラオケ)

WDDD-22.jpgWDDD-22裏.jpg

ラジオ番組名にちなんだジャケットのパジャマ姿もまたかわいいですね。
posted by アネモネ at 00:21| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月26日

PIDA-1021 不器用じゃなきゃ恋はできない #8cmCD

今日紹介するCDは1995~1996年に放送された「神秘の世界エルハザード」のエンディング、OVA「神秘の世界エルハザード」のエンディングテーマが収録されたCDです。
歌っている(クレジットに明記されている)のは、本編で陣内菜々美を演じていた夏樹リオさん、ルーンを演じている井上喜久子さん、アレーレを演じている小桜エツ子さんですが、ほとんどというか全部小桜さんが歌っていて、あとの2人はサビ前のコーラスの部分くらい?という具合になっています。
このアニメはリアルタイムで見ていましたが、そのときからこれ一人しか歌ってないじゃん!ってツッコミを入れていたような気がします。
慣れた様子で愛の言葉をささやきあったり、肉体関係を持つことよりも、そんなことを想像もできないような初々しく不器用な心持ちこそが恋だよねという、言い方はあれですが青臭くてまだ酸っぱいりんごをかじるようなラブソングになっています。
とはいえ、意外と本当に想いを寄せている人ほどに手を伸ばすこと(関係を進めていくこと)に臆病になってしまうものですよね。
ここで動いたら関係が変わってしまうかもしれないという強迫観念が強すぎるのも、恋にとっては大きな障壁になるし、結局のところ保身が見え隠れしてしまうというところもあったりで、そこを見透かされれば終わってしまうし、そこで一押するかというのは結局のところ場数なんでしょうね。

・・・

さてさて、カップリングの方はOVAのエンディングテーマとなっていて、こちらはクレジット含めて小桜さんのソロでの歌唱です。好きな男の子が突然女の子になっても変わらずに好きでいるし、強い男らしくなくてもいいよという献身的な歌詞の曲になっています。
あなたを好きなのはあなただからという、本質をえぐるような歌詞の世界はぬるま湯のような世界でもあるかもしれないけど、それだけの人と巡り会えたということは幸せなことなんだろうねとふと思う。

今日はそんな恋の歌2曲のCD紹介でした。

PIDA-1021 1995/10/25発売
発売元・販売元:パイオニアLDC
1.不器用じゃなきゃ恋はできない
作詞:枯堂夏子、作曲・編曲:藤原いくろう
歌:小桜エツ子、井上喜久子、夏樹リオ
2.BOYS BE FREE!
作詞:枯堂夏子、作曲・編曲:長岡成貢
歌:小桜エツ子
3.不器用じゃなきゃ恋はできない(オリジナル・カラオケ)

作詞作曲陣がパイオニアLDCアニメの黄金タッグですね。

PIDA-1021.jpgPIDA-1021裏.jpg
posted by アネモネ at 23:38| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月21日

PCDA-00122 陽炎のエチュード/田中陽子 #8cmCD

今日紹介するCDは、1990年に放送されたテレビアニメ「アイドル天使ようこそようこ」の挿入歌として起用されたCDです。
このアニメ1989年に放送された「アイドル伝説えり子」と同じく、実在のアイドルをモデルにしたアニメで、前作では田村英里子さんを、今作では田中陽子さんをフィーチャーしています。
アイドルとアニメの組み合わせというと、以前紹介したレモンエンジェル(S10A-0097 第一級恋愛罪/レモンエンジェル  https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2022-06-05 )もそうでしたが、1980年代後半のアイドル全盛期を象徴するような出来事の一つなのかなと思うところです。
田中陽子さんは1989年にホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得したことをきっかけにホリプロ所属でデビューしました。
しかし芸能活動自体はこのアニメ放送の終了とほぼ同時に引退してしまい、現在はイベント企画等に活動の軸足を移しています。
ちなみにアニメ本編では、主人公のようこ(役名はひらがな表記)役はかないみかさんが演じていて、出世作ともいえる作品となります。
また、今日紹介する歌もアニメ本編で歌唱しており、この曲以外の田中陽子さん名義の楽曲も作中で歌っているものの、本人はOP/EDの歌唱担当とテレビアニメのEDの映像に差し込まれるという関係で、本編での登場はありませんでした。
この曲はラテン風のアレンジで、蒸し暑い夜に聞くと雰囲気が出るナンバーになっています。
眠れない夜に外を見つめるような日常から抜け出したくても、その退屈さすら結局幻で現実に引き戻されるというなかなかドライな歌詞が感情を抑えた歌声とマッチしているように思います。
PCDA-00122 1990/10/24発売
発売元・販売元:ポニーキャニオン
1.陽炎のエチュード
作詞:工藤順子、作曲:いしいめぐみ、編曲:鷺巣詩郎
2.放課後の冒険者たち
作詞:田口俊、作曲:松浦有希、編曲:鷺巣詩郎

PCDA-00122.jpgPCDA-00122裏.jpg

アニメ本編で、かないみかさんが歌っていたバージョンは
「アイドル天使ようこそようこ~Must be in Shibuya~」(CRCP-20052 1992/11/21発売 日本クラウン)
に纏められて発売されています。
なお、編曲は鷺巣詩郎さんから佐々木しょうじさんに変わっています。
posted by アネモネ at 23:39| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする