2025年04月12日

CODA-1961 こばやしさちこ/元気でいてね #8cmCD

明日から大阪・関西万博が、大阪の夢洲で開催されるようです。
夢洲のIR開発の踏み台扱いで誘致されたとすら言われている結論ありきの万博で、工事の遅れやそれに伴って作業員の残業規制を撤廃しようと画策していたり、青天井で膨らんだ予算など、山積する万博開催をめぐる問題とそれに対する責任の所在が曖昧なままこの日まで来てしまったように個人的には思います。
日本発で世界に未来を展望させるようなビジョンがどうにも見えてこないですが、始まってしまう以上は、期間中に大きな事故が起こることがないようにと願うばかりですね。

そんな愚痴っぽいつぶやきから今日は、万博を作品の中に盛り込んだ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」のエンディングテーマが収録されたCDの紹介です。
この映画は2001年4月21日から上映され、興行収入は14.5億円でしたが、クレヨンしんちゃんの映画の中では屈指の名作という声をよく耳にする作品でもあります。
20世紀の日本をテーマにした万博「20世紀博(≒オトナ帝国)」に訪れた親世代がそのノスタルジーに次々と取り憑かれ、そこに安住してしまった街から、その子世代が現実へと連れ戻すというのが大きな作品の流れになっています。
上映から四半世紀近く経った今改めて観たときに、どちらに自分を重ねるかで楽しみ方が変わる作品の一つかもしれません。
今度レンタルで観てみようかな(未だにサブスクリプションサービスに加入してない変わり者です)……。

さて、その主題歌はオープニングテーマはテレビアニメの主題歌でもあった「ダメダメのうた/LADY Q」で、エンディングテーマは「元気でいてね」でした。
歌っているのはこばやしさちこ(小林幸子)です。
前作の「嵐を呼ぶジャングル」に続いての起用となりましたが、今作では作中では役を演じていません。
しかし、両親と過ごした日々を振り返る歌詞のこの曲は、楽曲と作品のテーマとのマッチでいうとこちらの方が上なのかなと思います。
楽しかった過去を振り返るのもいいけど、過去は過去として、生きている今の日々を元気でいることで、それを楽しい過去に変えていきたいところです。
カップリングはしんのすけとこばやしさちこの掛け合いが楽しい「オラタチはにんきもの」です。

CODA-1961 2001/04/21発売
発売元・販売元:日本コロムビア
1.元気でいてね
作詞:白峰美津子、作曲・編曲:岩崎元是
歌:こばやしさちこ
2.オラタチはにんきもの
作詞:里乃塚玲央、作曲:小杉保夫、編曲:渡部チェル
歌:さっちゃんしんちゃん
3.元気でいてね(オリジナル・カラオケ)
4オラタチはにんきもの(オリジナル・カラオケ)

CODA-1961.jpgCODA-1961裏.jpg






posted by アネモネ at 23:32| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする