2025年02月11日

XT15-5030 立花理佐/リサの妖精伝説ーFAIRY TALEー #8cmCD

今日紹介するCDは、立花理佐のリサの妖精伝説ーFAIRY TALEーです。
調べてみると、2枚この同じタイトルのCD(レコード)がリリースされていて、今日紹介する方は後からリリースされた方になります。
ファミコンのディスクシステムで1988年6月21日にコナミからリリースされたゲーム「リサの妖精伝説」と連動したCDとなっていて、この曲の振り付けと歌詞がゲームの進行のヒントになっていたりと、イメージソング的な要素の強い楽曲になっています。
ゲームは、立花理佐のコンサートを観に行った主人公が、そのコンサート中に雷鳴が鳴り響いたのち彼女と共に異世界にワープし、そこを暗黒の世界に変えようとしている魔女から世界を守るために戦うという内容のストーリーになっています。
実在のアイドルがその名前のままでゲームに出るというのは、ナムコからリリースされたラサール石井のチャイルズクエストや、タイトーからリリースされたたけしの挑戦状など、各ソフトメーカーからリリースされていたものです。
とはいえ、私はディスクシステムを家に持っていなかったのでこのゲームはやったことはないのですが……。
さて、楽曲の方ですが、ゲームを意識しているせいか、アイドルがシングルで歌うようないかにもなポップな感じではなく、民族音楽風のイントロから始まるなかなかにスリリングでクセのあるアレンジになっていて、冒険心をくすぐるような楽曲になっています。
驚くのは曲の長さで、EXTENDED VERSIONと銘打っているためか11分もあります。Sarina Bachita×3 ~Oh ho ho ho~っていう歌いだしの部分とサビが最後まで続くのもなかなかクセが強いものになっていると思います。
これはどこの言葉なのだろうと思ったら、立花理佐の名前を後ろからよむと「サリナバチタ」で、あーなるほどと。
そしてカップリングのスロー・ダンスは踊らないも8分を超える長い曲で、こちらはなかなか湿っぽいウェッティなアレンジのスローバラードになっていて、艶っぽい歌声も含めて聴き応えのある一曲です。
この2曲しかCDには収録されていませんが、ミニアルバムという形態で売り出されています。
2曲で19分超というボリュームで、価格をシングルでは破格の1500円にしているからなのかは分かりませんが、いろいろな販売戦略があるものです。
8cmCDの他に、レコードとカセットテープの3媒体での同時リリースとなっています。

XT15-5030 1988/08/24発売
発売元・販売元:東芝EMI
レーベル:EAST WORLD
1.リサの妖精伝説ーFAIRY TALEー(EXTENDED VERSION)
作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:小林武史
2.スロー・ダンスは踊らない(DANCE VERSION)
作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:小林武史
XT15-5030.jpgXT15-5030裏.jpg
posted by アネモネ at 23:47| Comment(0) | CD紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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