2022年07月12日

タケの花

日曜日に山歩きをしたのですが、登山道へ行く途中に、種類は分からないですがタケの花が咲いているのを見つけました。
takehana.jpgtakehana2.jpg

タケは一般的に数十年~百年に一度だけ花を咲かせその後枯れる植物で、発芽から枯死までの期間が非常に長いので木のようではありますが、組織が木質化せず(硬くはなるものの)、年輪も形成しないので草に分類されるという説もあったりと、木と草の両方の性質を持つという不思議な植物でもあります。
15年近く前に、東京から北関東の地方都市に引っ越してからタケは身近にある植物になったのですが、今まで花は見たことがないし、開花までの期間も非常に長いこともあり多分一生見ることはないんだろうなと思ってはいたのですが、思いがけず遭遇することができてテンションが上がりました。
偶然にも同じ日に、出発前に見ていたテレビ番組の視聴者投稿のコーナーで、家で育てているタケが花を咲かせたという写真が紹介されていたので、もしかしたら今年はタケの開花の当たり年なのかもしれませんね。
ともあれ珍しいものを見た一日となりました。
タネが成熟する時期にまた再訪してタネ採りをしにいきたいものです。
食べられるらしいけどどんな味がするのか気になるところです。

そして肝心の山歩きは途中で腹が痛くなったり、脱水と血糖値不足で身体に力が入らなかったりと散々ではありましたがw
ラベル:竹の花 タケ 開花
posted by アネモネ at 23:14| Comment(0) | 花日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月26日

加波山~きのこ山山歩き

今日は仕事が休みだったので、加波山から足尾山を経てきのこ山までプチ縦走をしてきました。
35℃近い暑さの中の山登りとトータル10キロ以上の徒歩でだいぶ疲れはしましたが、いざやると気持ちがいいものです。
ウツボグサ.jpgキツリフネ.jpgギンリョウソウ.jpg

見かけた植物でそんなに珍しいものがあるというわけではないですが、日向に咲くウツボグサの清涼感ある紫色の花や、林縁で風にそよぐキツリフネの花、そして、林内の薄暗い木の根元で幽幻とした佇まいで咲くギンリョウソウなど、三者三様の生き様で花を開く様を見るのは山登りの楽しみの一つです。
サンショウ.jpgモミジイチゴ.jpg

サンショウやモミジイチゴの実も美味しそうになっていました。
モミジイチゴは一つつまんでみましたがちょっと味が薄くてちょっと早かったのかも。
サンショウの実は一粒かじって口が痺れるほどの強烈な刺激を楽しんで暑気払い。
もう少し若いタイミングで収穫して佃煮にするといくらでも食べられるけど、食べ過ぎてお腹壊しちゃうんだよね…。


立て看板.jpg
この地域にはオフロードバイクの走行場があることもあってか、林道伝いに山までバイクで来る人がいるのですが、登山道にまで入る不届き者もたまにいるようで、あちこちにこういう立て看板があります。
マウンテンバイクではなくて、マウンティンバイクという綴りになっているのが趣深いですね。英語っぽくしようとしたらこういうことになってしまったのでしょうか…。

足尾山を経由し、きのこ山までいったところで体力的に厳しくなったので林道経由で下山したのですが、その林道は過去の大雨やバイクの走行などにより道が崩壊し荒廃。これが何キロも続いている有様でした。
(ここ以外にも一本杉峠から真壁長岡方面に分かれる林道も同じように荒れ果てた状態)
多分ここもこのまま打ち捨てられるのだろうと思いますが、こんな道でも(だからこそ?)オフロードバイクとすれ違ったので、いざやってみると案外楽しいものなのかもしれませんね。
壊れた道.jpg壊れた道2.jpg

こんな感じの悪路+くねくね曲がる林道で数キロ歩かされ、たどり着いた麓の真壁城跡でバスに乗って戻ろうとするも数分前にバスが出てしまっていて、結局出発地点の加波山神社の里宮まで徒歩移動。休憩時間含めて7時間程度の所要時間でした。
登りで結構バテてしまったので、もう少し体力をつけて今度は加波山から筑波山まで歩いてみたいものです。
posted by アネモネ at 23:55| Comment(0) | 花日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月22日

ボウシュウタンポポ

今日は仕事が休みだったので、鹿島灘~犬吠埼とドライブをしてきました。
砂浜でシーグラスや石を拾ったり、海岸植物を眺めたりとのんびりとしつつ、道中のリサイクルショップめぐりもしてきましたが、こちらは特段の収穫もなかったのがちょっと残念なところ。
ハマヒルガオ.jpg

ハマヒルガオ
ハマダイコン.jpg
ハマダイコン

ハマボッス.jpg
ハマボッス

人里とも山とも違う独特の植物が見られるのも海岸歩きの楽しみですが、その中でもとりわけ珍しいものがこのタンポポです。
ボウシュウタンポポ.jpg
千葉県にて新種記載されたというボウシュウタンポポです。
犬吠埼の手前にある砂浜に生えていました。恐らくカントウタンポポの海岸の環境に適応したタイプで、葉の厚さが他のタンポポに比べて厚く、葉脈周辺にシワが寄っているのが特徴になっています。
タネ(綿毛)をつけていたので一房分拝借し、家でまいて育ててみたいと思います。
砂ではなく土で育てたら形質が元に戻ったりしたりして…。
posted by アネモネ at 00:57| Comment(0) | 花日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする